助成金が出るほど難しい紙巻煙草、ニコレットで禁煙

紙巻煙草は、火をつけて内部のニコチンを肺から補給するという嗜好品ですが、これをやめるために助成金が用意されるほど社会的な評判は悪くなっています。ニコチンは、神経伝達物質アセチルコリンと分子構造が類似しており、脳内のレセプターと結合します。これにより快楽物質ドーパミンが分泌されるので、非常にゆったりとした快い気分になります。しかし、レセプターが空に近づくにつれて不快物質のノルアドレナリンが分泌されるので、イライラとした精神状態となり、タバコを吸わずにはいられなくなります。この状態はニコチンが完全に体外に排出される3日程度でピークとなるので、禁煙にチャレンジする人の大部分がこの間に挫折することになります。

ニコレットは、この中毒性の強いニコチンを配合したガムで、第2類医薬品に指定されています。紙巻煙草とは異なり、口腔粘膜から補給するという内容で、歯茎にくっつけるという使用法です。ニコチンを補給するので、禁断症状に苦しむことなく紙巻煙草から離れることが出来ます。3か月間の利用で最終的にはニコレットもやめるのですが、禁煙する時と比較するとそれほど苦しむことはありません。

これは、ニコチンを肺から補給するよりも口腔粘膜から補給する方が、レセプターへの作用に時間がかかるからです。このために、急激に気持ち良くなることがない代わりに、やめた時の反動も軽くなります。また、紙巻煙草の様に煙を出さないので、周りに迷惑をかけることもありません。

紙巻煙草をやめるために助成金が用意される様な状況となっているのは、煙の中に有害物質が含まれているからです。このために、喫煙者だけではなく周りにいる人の健康にも悪影響を及ぼします。助成金を利用して喫煙所をオフィスから離れた場所に設置するなど企業も工夫していますが、ニコレットにより禁煙に成功する方がはるかにリーズナブルです。

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